ゴシゴシ、サッサ 京都の暮らしに寄り添う道具店
2019年11月25日~2019年12月1日放送
京都放送 ラジオ制作部 竹澤日向子
【番組概要】
京都市の看板のない老舗道具店、内藤商店。三条大橋のたもとで、200年もの間商売を続けてきた内藤商店は、どのような京都の変化を見てきたのか。お店では、シュロで作られた箒やタワシを専門に取り扱っており、地元の人のほかにも、遠方から来た人や外国人観光客らも訪れる。7代目店主の内藤幸子さんに詳しくお話を伺った。
【制作意図】
老舗の多い京都においても、ひときわ異彩を放つ「シュロ製品専門店」が、京都市街地の中心部に存在し続けている点に魅力を感じた。店主の内藤さんが感じられた京都の変化を伺い、またその中で変わらないものはあるのかを伺いたく、取材に至った。
【制作後記】
内藤さんの話からは、200年前の京都の様子も垣間見え、特にここ数十年の間に起きたすさまじい変化には驚かされた。また、販売する商品についても「自然のものを、手作りで」というモットーを忘れることなく、本当にいいものを使ってもらいたいという、変わらない気持ちもうかがえた。大変昔からあるのだが、現代のライフスタイルにもしっかりとフィットする内藤商店の商品と、内藤さんの考え方はとても興味深く、もっとたくさんの人にお店に訪れてほしいと思った。
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