半世紀ぶりに蘇る、古の音色
2019年12月2日~2019年12月8日放送
北海道放送 HBC FLEX 氏家誠一
【番組概要】
50年前に廃線になった、定山渓鉄道。当時、駅舎で鳴り響いていた電鈴の音、定山渓鉄道に載っていた人には、懐かしい音色。その音が、半世紀ぶりに復活しました。電鈴が付いたタブレット閉塞器を保存してる郷土資料館を訪れた鉄道好きの会社員の田中さんが修理をかって出て復活しました。定山渓鉄道を振り返るナレーションと復活に尽力した黒岩さんと田中さんのインタビューを交え構成しました。最後は、二人の閉塞のパフォーマンスで電鈴の音を聞かせます。
【制作意図】
大正7年から札幌と定山渓温泉を結び、沿線に住む人々や定山渓温泉を訪れる観光客の足として愛された定山渓鉄道。しかし、今から50年前の昭和44年10月にそのまま役目を終えました。この秋、当時、定山渓鉄道の駅舎で鳴り響いていた懐かしい音色が蘇りました。単線の定山渓鉄道で複数の列車が入ってるくるのを防ぎ、事故を防止する機械「タブレット閉塞器」の電鈴(ベル)の音。半世紀ぶりに復活したその音色をラジオを通して聞いてもらい、知る人には在りし日の定山渓鉄道の姿を思い出してもらい、若い人には北海道の歴史の1ページに定山渓鉄道があったことを知ってもらいたい。
【制作後記】
半世紀ぶりに復活した電鈴があると知って取材に行った簾舞の郷土資料館、そこで館長さんにお話をうかがっていると偶然、修理した会社員の田中さんが資料館を訪れ、館長さんだけの取材予定が、田中さんにもお話を伺えるという幸運な偶然がありました。
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