曲水の宴~現代に蘇る平安の歴史絵巻~
2019年6月24日~2019年6月30日放送
福井放送 ラジオセンター 中村 謙太
【番組概要】
福井市の一乗谷朝倉氏遺跡は、戦国大名の朝倉氏が、5代100年に渡って築いた城下町の跡です。毎年、この遺跡で、貴族の歌遊び「曲水の宴」を再現したイベントが行われています。曲水の宴は、一乗谷朝倉氏遺跡でも、およそ450年前に行われていたという記録が残っており、これが、朝倉氏遺跡で曲水の宴を再現する理由の一つにもなっています。番組では、遺跡に日本全国から観光客が訪れ、賑わっている様子や、曲水の宴に参加した演者の想いと詠んだ歌、そして、見物客の様子などを紹介しています。
【制作意図】
曲水の宴は、戦国時代に行われていた催しで堅苦しい印象を受けますが、一般の人が公募を経て演者として参加できたり、小学生や高校生がボランティアとして参加していたりと、多くの人が親しんでいます。今年の歌のお題は「新」(あたらしい・あらた)。戦国時代に行われていた曲水の宴が、長い時間を経て、「令和」の新しい時代にも受け継がれているということを伝えたいと思い、制作しました。
【制作後記】
曲水の宴の核となるのは、演者が詠んだ歌です。その歌の音を綺麗に収録できるように、マイクをできるだけ近くに設置しました。
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