日本の風景に茅葺屋根を残したい
2019年6月17日~2019年6月23日放送
秋田放送 ラジオセンターラジオ制作部 二田耕平
【番組概要】
秋田県横手市で農業を営む、佐藤偉仁さん(40才)は、茅葺屋根の葺き替えや補修を兼業している。「佐藤茅葺店」(弟子2人と3人体制)をはじめ、秋田県内では10人ほどの職人が茅葺を守っているが、全国的にも職人の減少、高齢化により、秋田から各地に出張することも少なくない。茅葺道具の心地良い音、偉仁さんの思いを取材した。
【制作意図】
担当していたワイド番組で、昨年、「つぎ なにつくろう!」(※制作後記参照)のご紹介をする機会があった。その関連で佐藤茅葺店ウェブサイトの「日本の風景に茅葺屋根を残したい」という言葉に出会い、取材を依頼した。秋田では季節外れの夏日、行程の多い茅葺作業の中では、ほんのわずかな時間ではあったが、果たして、現場の雰囲気は伝わるだろうか。
【制作後記】
佐藤茅葺店が、手仕事を未来に残したいいう思いで、2015年に始めた取り組みは、賛同する仲間たちの協力を得て、体験型マルシェ「つぎ なにつくろう!」に発展した。地域の公民館を会場に、子どもたちの心を動かす様々なワークショップが数多く並ぶ賑やかなイベント。今年も秋に開催される。
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