« 茶市ん風が瀬戸に吹く~佐世保早岐茶市 | メイン | 茨城初のプロ野球チーム 茨城アストロプラネッツ~1年目の挑戦~ »

2019年7月 8日 (月)

鐘舎 Bell Shelter~小豆島の音を集めたアート~

2019年7月8日~2019年7月14日放送 
西日本放送 報道制作局 報道業務部 奥田麻衣

【番組概要】
3年に1度、瀬戸内の島々を舞台に開催される『瀬戸内国際芸術祭』。今年4回目を迎え、会期を春・夏・秋の3シーズンに分け、四季折々の瀬戸内の風景とともに現代アートを楽しめます。この芸術祭に今年初参加となったのが、中国のアーティストDadawa(朱哲琴)さん。歌手や音楽プロデューサーとして活躍し、「音に興味がある」というDadawaさん。瀬戸内の島々の一つ香川県小豆島でどんな音に興味を持ち、どんな作品を制作したのでしょうか。

【制作意図】
音に興味があるという音のプロが作る音のアート・・・想像しただけでワクワク!「人々を感動させられる音の空間を作りたい」。Dadawaさんが興味を持った音、作品を通して小豆島の新たな魅力を伝えられるのではと思い取材したのですが、そこには想像を超えた音の空間が待っていました。

【制作後記】
Dadawaさんが小豆島で集めた音は約100種類。その中から作品に取り入れられたのは、5箇寺の鐘の音と醤油蔵での作業音(醤油を醸造する木桶に棒を入れてかき混ぜた際に出る音)でした。制作するにあたってDadawaさんが大切にしたのは「島に根付いてきた音を生かす」ということ。その音が小豆島にとってどんな存在なのか。歴史や伝統を学んだり、地元の方々にお話を伺ったりと小豆島に寄り添った作品作りが印象的でした。「地元の方が訪れることで、より魅力ある作品になると思う。作品を作れて幸せ」。Dadawaさんの作品は3シーズン通して展示。まもなく夏会期(7月19日~)がスタート。地元の方はもちろん多くの方に作品の一部として鑑賞し、音のパワーを感じていただきたいです。私は香川県に住んで7年になりますが、小豆島にこんな音があったのかと感動の連続でした。その感動を上手く伝えられたのか・・・。ラジオ制作歴“未”と記しましたが、実はこれまで制作経験ゼロ。企画、構成はおろか、録音機や編集機の使い方すら知らず・・・。それでもDadawaさんが見つけてくれた素敵な音を、魅力を、届けたい一心で音を紡ぎました。放送を聴いて小豆島に少しでも興味を持っていただければ嬉しい限りです。

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/563083/34184277

鐘舎 Bell Shelter~小豆島の音を集めたアート~を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad