時を越え!歌い続ける100歳の男声合唱団
2019年3月25日~2019年3月31日放送
RKB毎日放送 RKBミューズ 茂田拓也
【番組概要】
九州最古の大学男声合唱団、西南学院のグリークラブが今年で100周年を迎え、また歌を愛するグリークラブOBを中心に結成した西南シャントゥールも今年で創立65周年を迎える。大正8年1919年から100年、戦前、戦中、戦後と時代の激動の中、歌い続けた西南グリークラブのメンバーには誇りの「歌」がある。いつ頃かは不明だが、英語詞の曲が歌えなくなった時代より前に西南学院の英文学教授、藤井泰一郎(ふじい・たいいちろう)さんが英語詞を日本語に訳し、今や全国の男声合唱だけでなく混声合唱でも歌われる。合唱団経験者なら一度は歌ったことがある、耳なじみのある曲・・・「いざ起て!戦人よ(いざたて、いくさびとよ)」「西南学院グリークラブ」発祥でメンバーの愛唱歌とも言えるこの歌が時を越え、今もなお歌い継がれる、その歴史に迫ります。
【制作意図】
100年続く男声合唱団、西南学院のグリークラブの歴史、そして歌を愛するOBからなる西南シャントゥールの今に迫ろうと、取材を始めました。取材を続けていく中で、今回お届けする「いざたて、いくさびとよ」という曲があり、今では多くの合唱団に歌われていること。実はこの曲は西南グリークラブから広まり、そして何より、このクラブの歴史を語る上で”欠かすことのできない一曲”だった。その「歴史的背景」と今でもメンバーが歌い続ける「意味」。そして「想い」を皆様に知って頂きたく制作しました。西南シャントゥールの歌声と共にお聴きください。
【制作後記】
西南学院グリークラブ100年という歴史には、メンバーが在籍した時代によって、それぞれの青春・思い出は様々でした。しかし、年齢、世代が違ってもこの曲に対する想いは一つ。歴代の先輩から受け継がれている「いざたて!いくさびとよ」は西南学院グリークラブの「誇り」ともいえる一曲でした。
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