KOBEルミナリエ ~記憶が灯す、まちの光~
2019年1月7日~2019年1月13日放送
ラジオ関西 報道制作局 報道制作部 山本洋帆
【番組概要】
12月、神戸のまちに現れる光のアーチ「KOBEルミナリエ」。阪神淡路大震災で犠牲になった方たちのへの鎮魂の想いから始まった光の祭典は、この冬も私たちのまちを優しく照らしてくれました。神戸が迎える明るい「冬」は、たいせつな記憶と特別な想いで語り継がれています。24回目の開催となり、毎年さまざまな声も上がりますが、それでも続けてほしいという市民の意志こそが、消してはいけない光なのかもしれません。神戸にとっての希望の光「KOBEルミナリエ」を、画でなく、音と語りでお届けします。
【制作意図】
震災当時0歳だった私にとって、1月17日を伝えることに使命のようなものを感じています。神戸のまちでは、ルミナリエは冬の季語。まさに風物なんです。私も、まちとともに歳を重ねていくなかで、ルミナリエを見上げる目の奥に、さまざまな過去や涙があることを知りました。24年語り継がれてきた記憶は、いつもこの光とともにあったことを、目ではなく耳でお伝えしたい。そう強く思って制作しました。
【制作後記】
これまで色んな視点で見てきたルミナリエでしたが、録音をするなかで、いろんな人を見て、いろんな声を聞きました。単なるイルミネーションではないということを、たくさんの方たちが理解し、存続を願っていることを直に感じることができ、一市民としてもとても嬉しかったです!本当に!この放送が少しでも多くの方に届いて、24年前に想いを馳せるきっかけにしていただけたら幸いです。
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