名古屋に響く三線(さんしん)の音(ね)
2018年4月2日~2018年4月8日放送
東海ラジオ放送 制作局報道部 村上和宏
【番組概要】
沖縄県知事任命の「美ら島(ちゅらじま)沖縄大使」である名古屋市在住の浜盛重則さんは、東海ラジオでの沖縄発信やエイサーグループ運営など、故郷沖縄の文化をこの地方に広めようと精神的に活動している。沖縄に対する差別と闘いながら、沖縄を理解してもらうことこそが偏見や誤解をとくカギだとの新ねんで生きる浜盛さんの姿をエイサーを通じてお伝えする。
【制作意図】
NHK朝の連続ドラマ「ちゅらさん」放送後、沖縄ブームとなり昔と比べれば沖縄に対する差別や偏見は減ったというが、基地問題に象徴される様にまだ完全になくなってはいない。謂れのないない差別と闘ってきた「ウチナンチュー」が日本各地で沖縄を何とか理解してほしいと様々な活動をしている中で名古屋の沖縄人代表ともいえる浜盛さんの「差別をなくすには闘うのではなく、理解を深めてもらうこと」という姿を取り上げることで、一切内容は表現しないが沖縄のアイデンティティーを訴えたかった。
【制作後記】
エイサーの練習に取材で初めて足を運んだが、沖縄出身者、名古屋生まれの人、様々な人達が互いに教えあいながら本当に楽しそうに演舞している姿に感動した。エイサーシーズンを前に練習にも熱が入っていて、今年は更に素晴らしい演舞を見せてくれると確信した。
コメント