豪雨被害から今立ち会がる親子十二代の窯
2017年11月20日~2017年11月26日放送
RKB毎日放送 RKBミューズ 植木哲也
【番組概要】
平成29年九州北部豪雨により甚大な被害を受けた朝倉郡東峰村。そこに350年以上前から伝わる小石原焼の窯元が50軒ほどありますが、多くの窯元が陶器制作に必要な窯や道具、工房の建物自体が被災しました。秋の民陶むら祭りという大きな陶器市を控える中、どのように復旧し、陶器づくりが再開できたのか、ようやく復旧し陶器づくりができる状況に戻った様子を親子二代で守り続ける窯元にスポットをあて、音で伝えます。
【制作意図】
今回の豪雨の被災地、陶器の産地、ともにたくさんの場所がある中、取り上げられることが少なく、被災から現在に至るまでの状況が伝わってこない朝倉郡東峰村、そしてそこに伝わる小石原焼の復旧を、そこで暮らし陶器制作に携わる方々の生の音で伝えたい、そして親子二代さらにそのご家族の心通う陶器づくりへの情熱を少しでも音で残したいとの思いで制作しました。
【制作後記】
豪雨での被災も報じられてきた以上に生活に影響を与えていて、聞かないと分からない被害状況が分かり庵下。そのことが陶器づくりの復旧に多大なる影響を及ぼし、家族一丸となってきてくれるお客さんのために、毎日必死に元の状態になるようがんばり、ようやくいつもの窯の音が戻ってきて。陶器1つ1つに愛情を注いで制作していることがわかりました。普段見えない生活陶器を作る音が伝わればと思います。
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