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2017年7月11日 (火)

故郷(ふるさと)を描く 太鼓の音色

2017年7月10日~2017年7月16日放送 
ラジオ福島 編成局放送制作センター 森本庸平

【番組概要】
東京電力福島第一原子力発電所の事故による避難指示が、今年3月に解除された福島県川俣町山木屋地区。この地区には、15年あまり前から活動する創作和太鼓「山木屋太鼓」があります。自然豊かな故郷の風景を描いた曲を、和太鼓の演奏で表現してきました。メンバーの中に、この春、解除に合わせていち早く山木屋に戻った姉妹がいます。6年ぶりに故郷で暮らしながら、思いを新たに太鼓と向き合う2人の姿をお伝えします。

【制作意図】
東日本大震災と原発事故から6年4か月。今年春の避難指示解除で、当初の3割まで避難区域は縮小しました。しかし、住民の帰還はなかなか進んでおらず、川俣町山木屋地区もその一つです。そんな中、「山木屋太鼓」は、小学生から社会人まで若いメンバーが中心となって、ふるさとへの思いを、太鼓を通して、国内外で発信してきました。この春の解除を経て、再スタートを切った山木屋で練習に取り組むメンバーの姿を通して、今の福島の姿を全国に伝えられたらと思いました。

【制作後記】
和太鼓の演奏を間近で見るのは初めてでしたが、まずその迫力に圧倒されました。山木屋での練習はまだ限られていますが、仕事や学校終わりに集まったメンバーの表情は、リラックスして清々しい位に気持ちよさそうで、演奏の一体感も特別でした。移動距離も長く大変な人もいますが、故郷での時間を大切に過ごしているようでした。山木屋に帰った人、帰ろうとしている人、帰らない人。事情は違っても、故郷を思う気持ちは変わらない。それぞれの思いがにじみ出た、山木屋太鼓の魅力に一気に引き込まれました。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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