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2017年4月10日 (月)

人々に日常を!熊本・老舗映画館物語

2017年4月3日~2017年4月9日放送 
熊本放送 ラジオ制作部付 宮川理佳

【番組概要】
熊本市中心部のアーケード街にある映画館「Denkikan」。明治44年創業から約105年間、熊本に映画文化を発信してきました。近年、郊外の複合型映画施設の勢いに押され、歴史ある映画館が閉館となる中独自の視点で選んだ作品を上映し、多くの映画ファンに親しまれています。長年、熊本の映画ファンに愛される理由とは何なのか?熊本地震をきっかけに見えた「Denkikan」の魅力に迫りました。

【制作意図】
去年4月、熊本は2度にわたる大きな揺れを経験しました。熊本地震により多くの映画館が被災。今でも開館できない映画館もあります。しかし地震の3週間後、一番に上映を再開したのが老舗映画館「Denkikan」でした。その頃は余震が続き、ライフラインが完全に復旧していない地域もある時期です。「娯楽どころではない」と言われるような時期でも、「人々に日常を感じて欲しい」と、再開に向け決断した老舗映画館の思いを届けたいと思いました。

【制作後記】
再開の日に、お祝いとして花を持ってくるお客さんがいらっしゃいました。地震直後の話を映画館スタッフと話、再会を喜ぶ姿を見て、いかにこの映画館が人々の日常にあり、スタッフとお客さんの距離が近いのか感じることができました。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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