下北半島妖怪ハウス
2016年8月22日~8月28日放送
青森放送 ラジオ局ラジオ制作部 福岡夏希
【番組概要】
青森県むつ市には「妖怪ハウス」なるものが存在する。そんな噂を聞きつけ、不安を感じながらも訪ねてみました。「よぐ来たにし おみやげの店」とかつての名残がある店内には、ゲゲゲの鬼太郎キャラクターの等身大フィギュアや生首(マスク)が何十体も並んでいました。妖怪ハウスを管理しているのはむかいの「飛内旅館」のご主人、飛内源一郎さん。旅館業でありながらプラモデルやSFなどいわゆるサブカルチャーへの愛が止まらずそちらで有名になってしまったというユニークな方でした。今年は青森の珍スポットを巡るバスツアー(参加料10万円!)も組まれ、飛内さんに会いたい若者で旅館は賑やかでした。
【制作意図】
一見変わった人に見える飛内さんですが、お話してみると一本筋の通った考え方をしているとわかります。自分の好きなものにはまっすぐ取り組み、「地域のために」という思いをしたこともあるようでした。かつては周りから理解されずさみしい思いをしたこともあるようです。そんな状況と飛内さんの作品「地獄巡り」が重なり、ぜひ応援してあげたいという気持ちになりました。
【制作後記】
「青森珍スポ巡りツアー」があることをたまたま知り、日程を合わせて取材することができました。飛内旅館以外では新郷村のキリストの墓や、青森市浅虫のある大盛りで有名な鶴亀屋食堂などをまわっていたようでした。「都会にはない青森の”ゆるさ”が面白かった」とのお話から、青森に人を呼ぶ新しい方法が見えた気がしました。
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