お遍路~同行二人におもいをつないで
2016年4月11日~2016年4月17日放送
高知放送 ラジオ局ラジオ制作部 池上浩
【番組概要】
四国霊場八十八か所めぐり。四国遍路には春になるとたくさんのお遍路さんがやってきます。元々「遍路」とは辺境の地をめぐる修行のことです。真言宗の開祖・空海も修行のため歩き、その足跡をたどって四国遍路が形づくられたました。日常を離れたお遍路さんはこれまで見えていたのに見えなかった風景、聴こえていたのに聴こえなかった鳥の声に気づきます。そうした自らの変化を体験できるのが四国遍路の魅力と言えそうです。
【製作意図】
放送が4月ということで春らしさを出してお遍路の魅力を取り上げました。花や緑の木々はラジオでは見せることはできませんが音風景があります。この放送を聴いた方が四国遍路に行ってみたい、と思える内容にしたいと思いました。
【制作後記】
地元・高知に住んでいるとお遍路さんは見慣れて、あまり気にもとめなくなります。しかし、今回の取材ではいろんなお遍路さんが悩みもあるのでしょうが、自ら変わろうとお遍路をまわっていることに気づかされました。中でもあるお遍路さんが言った「脳は考えるためのものではなく信号を受けるためのものだ」というのが印象的でした。
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