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2016年4月25日 (月)

語り継がれる”吉四六さん”

2016418日~2016424日放送
大分放送 ラジオ局ラジオ制作部 那賀ひとみ
 
【番組概要】
大分県の山間にある、自然豊かな臼杵市野津町。江戸時代初期、ここに生まれた伝説の人物、廣 田吉右衛門。皆からは「吉四六さん」と呼ばれ、親しまれていました。吉四六さんは得意の”と んち”で 庶民の苦難を救ったといわれています。その話は”吉 四六ばなし”と なり、を通じ、子どもたちへ、試練の多い社会で生きるために、目には見えない想いを伝えています。実際に、口演の様子を交えて、お送りし ます。

【制作意図】
野津といえば、とんちで有名な「吉四六さん」。”吉 四六ばなし”と して受け継がれ、子ども吉四六話大会なども開催されています。毎月2回、 吉四六ばなし口演も行われています。会場は「吉四六語り部の家」。今年、老朽化にともない取り壊され、新しい場所へ新築されることとなり ました。年月が経っても語り継がれる、とんちのきいた”吉四六ばなし”。 どんな時代でも、どんな場所でも、子どもたちには元気に過ごしてほしい、そんな想いを伝えたいです。

【制作後記】
吉四六語り部の家は土壁に藁の屋根で建てられており、口演をするときは、戸を全て開けて発表 します。会場へ足を運んだ3月の中旬は冷え込んでいましたが、こどもたちの発表で暖かくアットホームな空間になります。また、「吉四六さ ん」になり切るために着物を着たり、独自の化粧をしたり、平成の吉四六さんが多くいました。また、その日は小学校の卒業生もいて、「進学 してお部活と勉強と、吉四六ばなしも続けていきたい」という子も。次に会う時、どんな話が聞けるのか楽しみです。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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