自由な空へ
2016年4月25日~2016年5月1日放送
山形放送 報道制作局制作部 新野陽祐
【番組概要】
主人公は山形県南陽市の加藤健一さん(35)。加藤さんは全身の筋肉がしだいに衰えていく難病「筋ジストロフィー」に冒され、車いす生活を送っています。病気のため「ひきこもりがちになった」という加藤さんは2年前、障がい者支援の市民団体を立ち上げました。現在の目標は車いすに座ったままパラグライダーに乗り大空を飛ぶことー。そして飛行距離の日本記録を樹立することです。バリアフリーな社会の実現を自由な空に重ねる加藤さんの挑戦を追いました。
【制作意図】
パラグライダーの離陸場・南陽スカイパークは空のキャンバスに色とりどりの機体が舞い、地元の風物詩となっています。この場所で加藤さんは人生を楽しむことをテーマに、バリアフリー社会の実現を体現していました。ハンデがあっても前向きに生きる1人の男性の姿を通して、障がい者への理解を深めてほしいと感じています。
【制作後記】
加藤さんはこれまでに、車いすパラグライダーに2度挑戦。いずれも飛行距離が伸びず、日本記録の樹立には至っていません。現在もチャンスを伺い飛び続けていて、その都度取材を続けています。また、この活動のほかにも旅館などの施設でバリアフリー化のアドバイスを行っていて、今後の活動に幅を広げています。
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