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2016年1月 8日 (金)

佐渡の伝統 宿根木の杉木羽

2016年1月4日~2016年1月10日放送
新潟放送 営業局 ラジオ本部 営業企画部 北川 亮

【番組概要】
佐渡島、旧小木町にある宿根木の集落。昔ながらの街並みにを守ろうとしています。国の重要伝統的建造物保存地区にも指定されていて、現在106棟ほどの家屋が残り、佐渡金山繁栄期の面影を色濃く残した地域となっています。この建物に欠かせないのが木羽と呼ばれる屋根材です。毎年、秋から冬にかけて木羽作りが行われます。しかし木羽職人はたったの3人。収入面が不安定で木羽職人として生計を立てるのは難しい状況です。

【制作意図】
北陸新幹線の開業、新カーフェリーの就航と、佐渡の観光に追い風が吹き、実際、宿根木の集落を訪れる観光客は増加傾向にあります。しかし、その一方で観光客のお目当ての宿根木の昔ながらの町並みを保つのが非常に難しくなっています。その現実を多くの方に知っていただき、より多くの方が佐渡を訪れ、地域が活性化し、その結果宿根木の集落がこれからも未来も守られていけば・・・との思いから集落の方にお話しを伺いました。

【制作後記】
年々減り続ける佐渡の人口。それでも佐渡が好きで宿根木が好きで、一生懸命に守ろうとしている人々がいます。この先職人が増えるかどうかも分かりません。北陸新幹線の開業という追い風をどこまで活かせるのか、佐渡観光の正念場はこれからやってきます。木羽職人の石塚さん、宿根木を愛する会の浜田買会長をこれからも応援していきたいと思います。


 

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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