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2015年11月 6日 (金)

夫婦で仕立てる思い出の日傘

2015年10月26日~2015年11月1日放送
中国放送 RCCフロンティア  村山太一

【番組概要】
映画の街、坂の街、古寺や古民家が数多く残る風光明媚な街、尾道。そんな尾道の中心・尾道駅のホームから見える場所に、昭和41年から傘を作り続けている店があります。竹原商店。御主人の竹原和義さんと奥様の勝子さんは従業員が減り、たった2人になった今でも傘作りをやめないといいます。その理由を探りました。

【制作意図】
尾道は今は「尾道帆布」や「尾道デニム」など、布製品のモノ作りの町としても脚光を集め始めています。それは元を辿ると、近畿と九州、山陰と四国をむすぶ「瀬戸内の十字路」として繁栄した歴史から来ているのかもしれません。尾道のモノ作りの歴史を支えた職人の音を伝えたいと考えました。

【制作後記】
和義さんのことを勝子さんは「仕事をはじめたら、他には目もくれずコーヒーも淹れない人です。」と笑います。インタビューをさせてもらっても、和義さんは傘を作ることに対して多くを語りません。ですが勝子さんは常に和義さんの作業に目を配り、作業が止まらないように声をかけ、手を動かし続けます。お2人の長年培われた「あ、うん」の呼吸は、ずっと見ていたくなるような快いやりとりでした。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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