すり鉢で聴く珈琲のこころ
2015年11月23日~2015年1129日放送
青森放送 ラジオセンター 山内千代子
【番組概要】
幕末、北方警備のため津軽の藩士たちは蝦夷地(北海道)の宗谷に赴きました。厳しい冬の寒さの下、コーヒーを浮腫病の予防薬として飲んだそうです。当時の藩兵の中には農民なども多く、”日本で庶民として初めて珈琲を飲んだ人たち”と言われています。当時の珈琲を再現し、子の藩士たちの法要を25年続けている青森県弘前市で珈琲店を営む成田専蔵さんの思いをお届けします。
【制作意図】
成田さんによって厳しい冬に先人たちが飲んだであろう「藩士の珈琲」が再現されました。お話を伺ううちに成田さんが珈琲に心から魅せられ、大切にしていらっしゃるということを感じました。その思いが少しでも伝われば幸いです。
【制作後記】
成田さんが珈琲は元気をくれたり、落ち着かせてくれたり、人と人をつないでくれたりする”力”があるよね、と仰っていました。取材を通して私も改めて“一杯のありがたさ”を感じました。全国の珈琲好きの皆さん、弘前でロマンあふれる珈琲、飲んでみませんか?
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