音で魅せる祇園祭~復活の大船鉾2年目の思い~
2015年9月14日~2015年9月20日放送
京都放送 ラジオ編成制作局制作部 永田和美
【番組概要】
京都三大祭りの一つ祇園祭。7月から1か月間行われる1000年を超す歴史があるお祭りです。そのハイライトの一つが33基の山鉾が街中を巡行する山鉾巡行。この巡行に去年150年ぶりに復活を遂げたのが大船鉾でした。復活への道のりは険しく関わった人たちが150年の思いを繋げ、ようやく去年形になりました。番組の冒頭のコメントは去年巡行を終えてインタビューした時の木村さんの音声です。復活がゴールではなくこれからスタートだといった木村さん。それから1年後の今年、どんな気持ちで巡行に挑みまた思いを繋げていくのか追いかけました。また祇園祭を音で捉え、7月に入ると京都の町がどんどん祇園祭の音で包まれる雰囲気を感じていただければ幸いです。
【制作意図】
7月を迎え、町のあちこちで祇園囃子が聞こえると、あぁ、この時期が来たなと音で実感する事も多い祇園祭。番組では、去年150年ぶりに復活を遂げた大船鉾を追いかけながら、音で祇園祭を少しでも感じてもらえたらと思い制作しました。、また、復活を遂げた大船鉾ですが、復活した事がゴールでなく、ここからまた継続していかなくてはなりません。志をつなぎ、また来年に向かう大船鉾を感じていただければ幸いです。
【制作後記】
祇園祭は様々な方向から楽しむことができます。歴史をとっても動く美術館と言われる懸想品を楽しむ事も。。。そんな中、音に注目すると様々な音にあふれていました。縄を縛る音、目の前をギシギシいいながら鉾が通る音。そんな音に注目して楽しんでいただくのもまた一つ魅力かなと思います。そして掛け声も大船鉾は2年目の巡行ですが去年より掛け声も大きく力強さを感じました。毎年こうして進化しながら思いを繋いでいく大船鉾をはじめ山鉾町を感じるのもまた楽しみの一つです。
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