広がれ裾野!伝統芸能の挑戦
2015年3月23日~2015年3月29日放送
四国放送 ラジオ編成制作部 松島史佳
【番組概要】
400年の歴史を誇る阿波人形浄瑠璃は国の重要無形民俗文化財で、徳島が全国に誇る伝統芸能です。しかし義太夫三味線奏者・鶴澤友輔さんは、現状に危機感を覚えています。とにかく色んな人に足を運んでもらいたい、その中から後に続く人に出てきてもらいたい。そこで取り組んだのが特殊詐欺の被害防止を訴える脚本作りでした。
【制作意図】
お堅いイメージの伝統芸能で、パロディともいえる取り組みに興味を持ちました。批判を恐れない覚悟と、前に進もうとする強い意志を感じたからです。しかし新たな挑戦の場として、なぜ伝統芸能にこだわり続けるのでしょうか?また、受け継がれた芸を磨き、極めるだけでは駄目なのでしょうか?そんな素朴な疑問から制作しました。
【制作後記】
伝統芸能と呼ばれるためには、絶えず変化して生き残らなければなりません。義太夫三味線奏者の鶴澤さんも、「師匠はみんなチャレンジャー」とおっしゃっていました。伝統芸能のスピリットは「挑戦」だったのです。鶴澤さんの挑戦する姿を見て後に続こうと思う人が、きっと現れると思いました。
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