近い!京都市動物園~小さな動物園の大きな挑戦~
2014年12月1日~2014年12月7日放送
京都放送 ラジオ編成制作局制作部 永田和美
【番組概要】
京都市左京区にある日本で二番目に開園した歴史ある動物園、京都市動物園を取り上げました。多くの動物園が、それぞれの個性を出し、入園者数を増やしている中、京都市動物園は”狭さ”を生かした、”近さ”を売りに、入園者数を獲得しています。
どんな近さなのか。限られた資源の中で、どれだけ楽しんでもらい、どれだけ近さを感じてもらい、愛着をもってもらえるか。その工夫を取材しました。入園者の声を拾いつつ、観光地の中に位置する京都市動物園ならではの仕組み作りを紹介します。リスナーさんの近くの動物園にちょっと足を運んでみてはいかがですか?
【制作意図】
全国各地の動物園が様々な特徴を打ち立て、入園者数を増やそうと努力している中、京都市動物園も例外ではありません。現在、新京都市動物園構想として大きく変化をしていこうとしています。ないものを嘆くのではなく、限られた資源の中で如何に入園者を楽しませ、動物園の特徴を出せるか、多くのアイディアを出し合いこの計画は進んでいます。その様子を取り上げ、単体としてではなく、共存して発展していこうとする京都市動物園の姿を感じていただければ幸いです。
【制作後記】
今回多くの飼育員の方にも取材をさせていただきましたが、皆さん全員が答えるのが、動物園の特徴が”狭い”ということでした。ややもすると動物園で”狭い”という事は弱みに考えられがちですが、京都市動物園はそれを強みに、”近さ”をうりにした戦略で発展をしようとしています。実際、入園者数も増加しているとのこと。自分達の置かれている状況を確実に捉え、ハードはもちろん、ソフト面での改良を加えていく動物園の戦略は、動物園だけでなく、他の企業などにもあてはめられるのではないかと思いました。
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