イルカの町の漁師さん
2014年6月2日~2014年6月9日放送
熊本放送 ラジオ編成制作部 宮川理佳
【番組概要】
熊本県天草市五和町周辺の海には約200頭もの野生のミナミバンドウイルカが生息している。20年ほど前から野生のイルカが泳ぐ姿を見ることができるイルカウォッチングが始まり、休日には多くの観光客が訪れる。船頭として案内するのは、地元のベテラン漁師たちだ。番組では去年からイルカウォッチングの船頭を始めた漁師を紹介。漁師として船頭としてイルカ達と共存する姿を描いた。
【制作意図】
この海では、トサカやウニ漁が盛んで、魚も豊富にとれていました。しかし不漁のために漁だけでは立ちゆかず、イルカウォッチングを始める漁師たちが増えてきました。昔から変わらないイルカの泳ぐ風景と、20年ほど前から見られるようになったイルカウォッチングの風景を楽しみながら、そこで生活する漁師さんの生き様を感じてほしいです。
【制作後記】
イルカの潮を吹く音を録るために、船酔いと闘いながら4回も船に同乗させていただきました。大変でした。しかし、漁からの帰り、イルカの群れが船の1m近くを泳ぎ過ぎていく姿を見て、疲れもどこかへ。そしてこれが漁師とイルカが共存してきた五和町の海なのだと感じました。イルカの息づかい、漁師さんの声がする「イルカの町」を耳で感じて頂き、そして五和町に遊びにきて頂きたいです。
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