待望の三陸鉄道~喜びの声~
2014年5月12日~2014年5月18日放送
IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 照井達也
【番組概要】
岩手県の沿岸を縦貫する三陸鉄道は、東日本大震災による津波で甚大な被害を受け、大部分で運休していましたが、今年4月、震災から3年を経て、全線にわたり運行を再開しました。震災発生の年、田野畑村で旅館を営む畠山照子さんに、三陸鉄道の再開を望むお話を聴いていたのをきっかけに、再び畠山さんの旅館を訪ねてみました。
【制作意図】
沿岸被災地に鉄道の走る音、こだまする汽笛。汽車の走る音が聞こえるだけで、どれだけ被災地域に住む皆さんが励まされるか計りしれません。三陸鉄道開業30年の節目に、再び全線運行を果たした三陸鉄道の喜びの声、力強い汽車の音を後世に残せればと思い制作しました。
【制作後記】
昭和26年に創業した本家旅館は、三好達治、深田久弥などの作家も訪れた由緒ある旅館の一つ。2年半ぶりに女将さんを訪ねましたが、87歳と思えないお元気な様子。取材では、女将さんが田野畑の地を初めて踏んだ70年前のこと、震災から現在までの話を伺い、あっという間に時間が過ぎていきました。女将さんいつまでのお元気で。
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