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2013年8月21日 (水)

親子3代で受け継ぐ南部風鈴の音色

2013年8月19日~8月25日放送
IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 照井達也

【番組概要】
江戸時代から鉄瓶や茶釜など南部鉄器のふるさととして知られる岩手県奥州市。南部鉄器の伝統の技を生かして作られた、南部風鈴を製造している会社の一つ、及春製造所では、現在、孫の及川貢基社長が会社を受け継いでやっていました。先代から教わったというより、見て覚えたと話す及川社長。祖父が作った風鈴と比べても遜色のない風鈴を作っていると自信を持ちます。その及川社長が作った風鈴の音色を聴いてみました。

【制作意図】
夏の暑さを和らげる音の一つ風鈴の音色。しかし、涼しい音を奏でるまでの工程は、千度を超える鉄を溶かす作業から始まる。灼熱の工程から出来上がった南部風鈴。暑い最中、涼しい音を味わってもらえればと思っています。

【制作後記】
鉄が溶けた1400度を型に入れる作業を取材し、鉄の流れる音、鉄の息吹を音に残したかったが、さすがに難しく、音に残すことはできませんでした。涼しさを醸し出す風鈴が出来上がる裏には、暑い工場の中で、丹精込めて作り上げる職人の技があることを改めて実感しました。

 

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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