発掘!アセテート盤
2013年5月13日~19日放送
文化放送 報道スポーツセンター 新岡瑞佳
【番組概要】
1959年から1970年代後半にかけて、文化放送ではニュース番組用の音素材を【アセテート盤】に録音していました。様々なところで取材をした『音』を一度、【アセテート盤】にダビングし、そして放送する・・・報道記者は、日々そのような中時代の動きや人々の暮らしぶりを伝えていたのです。
今回は【アセテート盤】に残されていた音声の中から、”集団就職者たちの歌”、”上野山でのお花見”、夏の風物詩でもあった”ビール電車”の様子を当時の現場を知る報道記者の声と共にお届けします。
あの頃のままの懐かしく、生き生きとした『音』が時を超えて蘇ります。
【制作意図】
ラジオは常に『音』を通して様々なことを伝えています。特に人々の生活と密接に繋がっている日々のニュースにはこれまで多く『音』が使われ、保存されてきました。その中でも今回スポットをあてたのは【アセテート盤】の『音』。これまであまり知られることになかった、【アセテート盤】の存在と、その中に刻み込まれた『音』たちを紹介することで、昭和の一時代を再現し、伝えたいと思います。
【制作後記】
「【アセテート盤】の音を復活させたい、そして聞いてもらいたい」、それが一番の目的でした。1枚1枚丁寧に袋をあけ、ターンテーブルに乗せるところから始まった番組制作は、これまで聞いたことのなかった当時の『音』に驚かされると共に新たな発見の連続となりました。そして制作を経て、この【アセテート盤】に刻みこまれた『音』たちを更に多くの人々に伝えたい、その当時の空気感を感じてほしいという思いを改めて強くしたのです。
コメント