ことばでつながるふるさと~津軽弁の日 25年~
2012年12月17日~12月23日放送
青森放送 ラジオ編成制作部 山本鷹賀春
青森県の西側、津軽地方で話されている方言「津軽弁」。かつては「汚い言葉」とされ、県内の学校では津軽弁を使わないよう、生徒へ指導していた時期もありました。そして時が流れ、今では「本当の津軽弁」を話せる人も少なくなりました。
そんな中で25年間続けられてきたのが毎年10月23日に行われる「津軽弁の日」のイベントです。津軽弁で書いた俳句・短歌・川柳・詩・体験記を広く一般募集し、本物の津軽弁が話せる役者がステージで」紹介しています。
25年目の今年は1632作品が寄せられ、そのうち半数は県外から、海外からも14作品が届きました。
そこには日常生活の素朴な笑いや、望郷の想いが綴られています。
忘れられようとしている地元の方言が堂々と共通語となる日。この「津軽弁の日」がこれからもずっと続いて欲しいと思います。
なお、録音の中で流れている津軽三味線のBGMは、ステージで発表される作品に合わせて、即興で演奏されたものです。
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