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2012年11月14日 (水)

魔法の杖、作ってます。

2012年11月19日~11月25日放送
北日本放送 報道制作局 報道制作部(ラジオ) 熊野 智元

 
富山県南砺市福光にある「南砺バットミュージアム」は、野球ファンの天国です。

日本プロ野球の歴史に残る選手、助っ人外国人、マニアックな選手まで、500本のバットが飾られています。放送では阪神の掛布選手のバットを素振りしましたが、実は落合や王のバットも振らせてもらいました。プロ野球選手のほとんどのバットが、この福光という町から生まれ、いまも生み出され続けています。

ちょうどCS期間中に取材をしていたので、ある工場では「昨日の試合はウチのバット大当たり!」なんて話も聞けました。(メーカーとの契約上、選手の名前を明かせないところが多く、放送はできませんでしたが…)この町のバットに携わる方はみな一様に野球が好きで、自分が携わったバットを使う選手の活躍を、自分のことのように喜びます。たぶん昔も今も、この町の人たちは同じように、試合のたびに一喜一憂していたんだと思います。

ただの木の棒が、こんなにも人を熱狂させる。忘れられないシーンが生まれる。「バット」という名の木の棒をずっと作ってきた町。いまも選手とともに一喜一憂する職人さん。これは、野球が好きで好きでたまらない町のお話です。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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