思い出が蘇る 小さな島の時計屋さん
2012年4月23日~2012年4月29日放送
中国放送 ラジオ制作部 増井 威司
瀬戸内海の小さな島、大崎下島に140年以上も前から続く日本で最も古いと言われている時計店「新光時計店」があります。
この時計店を守っているのは、4代目の松浦恵一さん。
松浦さんは、直せない時計はないという、ウワサがウワサを呼び日本中から修理の依頼が殺到する腕利きの時計職人です。
持ち主が、どの業者でも(海外でも)無理です、といわれ、最後の望みとして委ねた時計。それを見事に直し甦らせる。まるで止まった心臓を動かす時計のお医者さんです。
使い捨ての時代に、壊れた時計が届く小さな時計店を紹介しながら、物を大切にしようという気持ちと、時計への温い思い出を伝えます。