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2012年3月19日 (月)

渓谷に響くげいびの舟唄

IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 照井 達也

岩手県一関市にある日本百景の一つ、猊鼻渓舟下り。

竿1本の手漕ぎ舟で、行きは船頭による猊鼻渓の案内を、帰りは舟歌を聞きながら景色を堪能します。
冬の期間は、こたつ舟が登場し、雪景色の中の川下りは、まるで別世界に来たような幻想的な雰囲気です。

猊鼻渓にいつ訪れても、船頭と客との和やかなやり取りがあり、
乗り合わせた見知らぬお客同士、ほのぼのとした会話があります。
また、ここを訪れた人から、忘れ得ぬ思い出になったとの「ありがとう」のメッセージが寄せられています。

なぜ、色んな思いを寄せた、感謝の便りが届くのか。
その背景には、一期一会の出会いを大切にする船頭たちの思いがありました。
今回は、船頭歴44年の小原松男さんと、今年、船頭歴10年を迎え、唯一の女性船頭で、ママさん船頭でもある、千葉美幸さんにお話を伺っています。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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