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2011年12月19日 (月)

だっせのおっちゃんは米寿の紙芝居師

ラジオ関西 報道制作部 国広 正夫

兵庫県明石市に住む深尾治郎さん88才が紙芝居を始めたのは、今から50年以上も前の30才代の頃で、娯楽の少なかった時代から子ども達を楽しませてきました。

深尾さんはそれ以前は行商の仕事をしていて「アサリだっせー(~ですよ)」などと声をかけていたことから「だっせのおっちゃん」と呼ばれるようになりました。

今では年令的に西隣の播磨町の図書館で、月に一度だけの出演となり、耳の遠くなった深尾さんへのインタビューは大変でしたが、「自分の紙芝居は拍子木でなく太鼓を使い、歌も披露するのが売り」と胸を張る深尾さんに”引退”の気持ちはないようです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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