だっせのおっちゃんは米寿の紙芝居師
ラジオ関西 報道制作部 国広 正夫
兵庫県明石市に住む深尾治郎さん88才が紙芝居を始めたのは、今から50年以上も前の30才代の頃で、娯楽の少なかった時代から子ども達を楽しませてきました。
深尾さんはそれ以前は行商の仕事をしていて「アサリだっせー(~ですよ)」などと声をかけていたことから「だっせのおっちゃん」と呼ばれるようになりました。
今では年令的に西隣の播磨町の図書館で、月に一度だけの出演となり、耳の遠くなった深尾さんへのインタビューは大変でしたが、「自分の紙芝居は拍子木でなく太鼓を使い、歌も披露するのが売り」と胸を張る深尾さんに”引退”の気持ちはないようです。