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2011年11月 7日 (月)

醤油発祥のまち、湯浅

和歌山放送 報道制作局 報道制作部 花井 歩高

毎日の食卓に欠かせない、しょうゆ。

何気なく食べてますが、紀州・和歌山が発祥なのをご存じでしょうか。鎌倉時代、由良に禅寺の興国寺を開いた法燈国師が中国から金山寺味噌の製法を伝えました。その製造過程で、上澄みから出た汁を味わってみたことがしょうゆのはじまりとか…。

熊野詣での宿場町、海上交通の要衝であった湯浅の古い町並みは、「重要伝統的建造物群保存地区」として町歩きを楽しむ観光客も増えてきています。そこにはいつもしょうゆのあまい薫りが漂います。

ラジオから香りは出ませんが、しょうゆ蔵に入って一緒に杉桶をまぜる気分に浸ってくれればと思います。なお、湯浅はシラス漁も盛んです。出来たての釜揚げシラスをごはんにたっぷり載せて手作りのしょうゆに梅干しを…これは和歌山で味わって欲しいですね。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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