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2011年10月31日 (月)

異郷の灯火

新潟放送 報道制作局 ラジオ制作担当 高坂 元己

原発事故で福島県南相馬市を追いやられた酪農家 黒木正三さんは、福島県内の友人宅に1ヶ月滞在した後の4月半ば、飼い犬のモモを連れて新潟市の避難所にやって来ました。

ふるさとに戻れる見通しが全くたたない中、異郷の地で働く黒木さんは、どんな気持ちで毎日を送っているのだろうか?それを知りたくて取材を始めました。

そこで…見えてきたものは、冗談を交えながら黒木さんを励ます職場の仲間やスポーツ仲間の存在。そして黒木さんの酪農への想いでした。

番組の性格からは少し離れるかも知れませんが、黙々と前向きに生きるひとりの人間を描きたかった。それが制作意図です。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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