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2011年6月13日 (月)

カエルのうたが…。

北日本放送 報道制作部 熊野 智元

今回は富山県内に生息する、この季節に声を聞くことができるカエルを取材し、その中でカエルたちが直面しているものについて考えてみようと思いました。

カエルは生態系の中でちょうど中間にあたる生き物で、カエルたちがいなくなることは、生態系はもとより人間の生活にも影響を及ぼしかねない問題です。

取材を通して、何気なく聞いているカエルの声も種類によって全く異なることに気付かされました。また、自然を相手にする取材がほとんどだったので、天候にも左右されましたし、夜中に山奥でひたすらじっと録音もしました。(カエルはものすごく警戒心が強く、近付いて収録するのが難しかった…)

おかげで5月だというのに虫に刺されまくりでした…。

モリアオガエルは全国的には貴重なカエルですが、富山県内ではまだ比較的生息しているカエルでした。それよりもトノサマガエルが深刻で、一説では県東部からはほとんど姿を消したとも言われているそうです。収録できたのはラッキーでした。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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