6年生! クラスみんなで立山登山
北日本放送 放送本部報道制作局報道制作部 佐藤 栄治
かつて越中富山では立山に登って一人前とみなす風習が県東部を中心にありました。それは子どもから大人になる一種の通過儀礼としての登山だったと伝えられています。
これは立山を16歳で開山したと伝えられる少年、佐伯有頼に倣った
ものとも言われています。
現在では夏休みを利用し、小学校単位で6年生が立山登山をしている学校が数多くあり、昨年度は富山県内200校ある小学校のうち83校が立山登山を実施しました。
全国的にみてもこれだけ多くの小学生が、学校登山として3000メートル級の山に登るのは珍しいといいます。
この夏も、多くの観光客や登山客で賑わう立山室堂ターミナル前では、雄山山頂を目指す小学生の団体の姿がほぼ毎日ありました。
体力のある子もない子もクラスメイト同士励ましあいながら3003メートルの雄山山頂を目指す12歳の夏に密着しました。