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2010年5月10日 (月)

話芸として生きる節談説教

北陸放送  ラジオセンター 川瀬 裕子

「節談説教」とは仏教の教えを独特な抑揚とリズムをつけて法話するものです。
こうした布教の形は古くはインドや中国にも見られ、日本でも仏教伝来と共に行われたと考えられており、節談説教が元となって浪曲や落語、講談などがはじまったとされています。


石川県門前町にある満覚寺住職・廣陵兼純さんは全国でもわずかとなった節談説教の第一人者です。
笑いと涙を誘う語りに多くの人々が魅了され、寺院を訪れています。

近年、ようやく後継者養成に全国的に取り組む風潮になってきた節談説教。
心にひびく語りはいつの時代も人々を引きつけます。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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