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2010年3月

2010年3月29日 (月)

最後の愛鳥活動~子どもと小鳥たちの声~

中国放送 RCCフロンティア制作営業部 板倉 由布子

石灰岩台地の渓谷「帝釈峡」という独自の自然環境の中にあり、
県下では理科教育や科学研究で有名な帝釈小学校が休校になりました。

教室からバードウォッチングができる観察室があったり、鳥や動物の
はく製がある資料室があったりする珍しい学校です。

鳥の鳴き声は、裏山の見える廊下の窓を開けて録音しました。
本当に子どもたちの歌声に合わせるようにウグイスが鳴いてくれたので、鳥たちもさみしがっているのかなと思いました。

実は、ディレクターの母校でもあるのですが、離れてしまうと鳥の名前さえも忘れてしまうものです。今の子どもたちが大きくなった時、鳥を愛する気持ちを忘れずにまた自分の子どもに伝えていって欲しいなと思います。

2010年3月22日 (月)

軒先から発信~かまえ浦々軒々まつり~

大分放送 ラジオ制作部 百富 隼也

大分県の最南端にある佐伯市蒲江(さいきし・かまえ)。
豊富な水産資源を活用し、地域興しを目指そうと始まったのが、
「かまえ浦々軒々(うらうらのきのき)まつり」です。

生産者の軒先での、消費者(お客)と生産者のふれあいの様子、
そして関係者の話などを通じ、去年11月にスタートしたばかりの
この取り組みが、今後大きな輪としての広がりを秘めていることを
伝えられるように編集しました。

ちなみにこのイベントは月に一度、毎月第4日曜に開催されて
いて、前回の開催は2月28日(日)、折りしもチリで発生した
大地震に伴い、日本に津波警報が発表された日で、
早朝からの取材中、関係者も避難準備の対応に追われ、
取材も途中までとなりました。

2010年3月15日 (月)

モタレノ瀬戸の渡し船

熊本放送 ラジオ局編成制作部 畑中 雄治

熊本県宇城(うき)市にある「戸駆(とばせじま)」。

対岸の三角港(みすみこう)まではわずか400メートル。
島と港の間の『モタレノ瀬戸(せと)』に「渡し船」が通っている。
船頭はこの道50年の大ベテラン・佐藤のぶゆきさん・74歳。

昔は利用客であふれていた渡し船だが、昭和48年に大きな橋が
架かり、車で対岸に行けるようになると、利用客は激減。
今ではお年寄りや学生がわずかに利用するだけとなった。

素朴な人柄の船頭・佐藤さん、そして島の人々。
時の流れの中で移ろいゆく『モタレノ瀬戸の渡し船』を取材した。

2010年3月 8日 (月)

冬の飯豊「花笠作り」

山形放送 ラジオ局ラジオ制作部 菅野 俊也

東北を代表する祭り「花笠まつり」は毎年8月5~7日まで3日間、
踊り手4000人(1日平均)がしない目抜き通りをパレードする。

その踊りにかかせない「すげ笠」を作っているのが飯豊町中津川地区に住む伊藤よしさん(74歳)を含む20軒の過程で冬期間作られている。

取材ではいかに普段の言葉で話を聴くことが出来るか、また音声のみですげ笠作りを表現出来るかが心配だった。

2010年3月 1日 (月)

津軽こよみ唄

青森放送 ラジオ編成制作部 夏目 浩光

青森市に住む藤川ツトムさん(80歳)はひとり暮らしです。
冬は毎日雪かきをし、古い家で過ごします。

幼少の頃から音楽が大好きな藤川さんは現在、明治から昭和初期に歌われていた、青森にまつわる歌を探しています。
当時、情熱を持って青森の歌を作った人々の想いを少しでも残したいという気持ち、そして自分自身の残された人生最後の仕事という気持ちで、当時の歌を探しています。

青森にまつわる歌には、青森の四季、歴史があり、厳しい冬を生きる津軽人の息吹が感じられます。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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