モタレノ瀬戸の渡し船
熊本放送 ラジオ局編成制作部 畑中 雄治
熊本県宇城(うき)市にある「戸駆(とばせじま)」。
対岸の三角港(みすみこう)まではわずか400メートル。
島と港の間の『モタレノ瀬戸(せと)』に「渡し船」が通っている。
船頭はこの道50年の大ベテラン・佐藤のぶゆきさん・74歳。
昔は利用客であふれていた渡し船だが、昭和48年に大きな橋が
架かり、車で対岸に行けるようになると、利用客は激減。
今ではお年寄りや学生がわずかに利用するだけとなった。
素朴な人柄の船頭・佐藤さん、そして島の人々。
時の流れの中で移ろいゆく『モタレノ瀬戸の渡し船』を取材した。