城下町のトンテンカン
茨城放送 編成局 大内 康次
水戸徳川家の城下町として発展した「水戸」、その中でも古くから
栄えた下市と呼ばれる地区、昔からのたたずまいを残す町並みを
歩いていると、どこからともなく”トンテンカン”という金属を叩く槌音が
聞えてくる。
その源は鍛冶屋さん「中屋平治」に辿りつく。
もともとはのこぎりを専門に作る鍛冶屋で、創業は嘉永元年(1848年)、160年という歴史を誇る。
その伝統を守るのは五代目の武石好文さん。
15歳の時に四代目の父・武石喜八氏に弟子入り、家事一筋の43年
だったという。
その武石好文さんと、息子で後を継いだロクダイメお武石治さんにマイクを向けました。