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2009年12月21日 (月)

城下町のトンテンカン

茨城放送 編成局 大内 康次

水戸徳川家の城下町として発展した「水戸」、その中でも古くから
栄えた下市と呼ばれる地区、昔からのたたずまいを残す町並みを
歩いていると、どこからともなく”トンテンカン”という金属を叩く槌音が
聞えてくる。
その源は鍛冶屋さん「中屋平治」に辿りつく。

もともとはのこぎりを専門に作る鍛冶屋で、創業は嘉永元年(1848年)、160年という歴史を誇る。

その伝統を守るのは五代目の武石好文さん。
15歳の時に四代目の父・武石喜八氏に弟子入り、家事一筋の43年
だったという。
その武石好文さんと、息子で後を継いだロクダイメお武石治さんにマイクを向けました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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