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2008年8月

2008年8月25日 (月)

白球を追いかける少女たち~東京都学童女子選抜軟式野球交流大会~

文化放送 編成局制作部 門司 香菜子

今年で4回目を迎えた「東京都学童女子選抜軟式野球交流大会」は東京中日新聞社主催で、都内の学童野球(俗に言う少年野球)のチームでプレーする女子選手たちを集めて行われています。

野球人気が低迷するなか、女子の競技人口は着実に増加していると言われており、この大会もそれに比例するかのように年を重ねるごと、規模が大きくなっています。

しかし女子野球そのものの知名度はまだまだ低く、思うように野球を続けられない女子選手がいるのも事実です。この大会を取り上げることによって、その知名度が少しでも向上し、野球そのものの発展につながればと思い、今回の番組を企画しました。

またこの大会の取材を通して、とても印象的だったのは「会話」です。選手たちが、家族はもちろん、その他の大人たちと積極的に会話しているのを見て、とてもすがすがしい気持ちになりました。

身勝手で陰惨な事件が目立つ近ごろですが、こうした心の交流の存在も伝えられたらと思います。

2008年8月18日 (月)

カエル鳴いたか

高知放送 ラジオセンター 手島 伸樹

高知県に棲息するカエルを研究している谷地森秀二さん、元々はタヌキを研究していたが、エサのカエルに興味を持ち生息環境を調査する。

田んぼに来るカエルの鳴き声を収録、CDに収める。また、休耕田を借り受け、水を張り、産卵場所を整備している。

今年は「国際カエル年」。世界中で様々な活動が行われている。人間のすぐ側にいる両生類、カエルを通して、環境に目を向ける人を増やしたいという谷地森さんの活動を紹介する。

2008年8月11日 (月)

九州を元気にするばい リングの上から熱きエールを

RKB毎日放送 ラジオ制作部 村上 雪絵

福岡県出身の筑前りょう太さん、35歳。1997年から4年間、メキシコへ渡り修行、帰国後は、千葉を拠点とする団体でプロレスラーとして活躍していました。

「自分を育ててくれた九州を元気にしたい」。ずっと心にあったその想いを叶えるため、福岡へ戻り、今年2008年「九州プロレス」を立ち上げました。

博多にわか面がトレードマークの筑前選手、阿蘇山選手に中洲選手と九州色あふれるレスラーたち。最近は、K-1やプライドに押され気味のプロレス。

しかし、戦後の日本の復興にも一役かったほどのパワーを持つこのプロレスを通して、みんなを元気にしたいと力強く語る筑前さん、そして九州プロレスの出発を伝えます。

2008年8月 4日 (月)

昭和2年にアメリカから西予市に贈られてきた青い目の人形

南海放送 ラジオセンター 平田 瑛子

今から80年以上前にアメリカから日本に12,739体の“青い目の人形”が贈られました。

平和の架け橋として私たちが住む、愛媛県にも214体の人形が贈られ、子供たちは大喜びで迎えました。しかし、戦争が始まり“青い目の人形”は敵国のスパイとされ処分されてしまいます。

日本中のほとんどの人形が処分された中、この愛媛県には5体の人形が残りました。しかも、その内の3体は西予市という小さな町にあります。先月、その人形を取り上げたミュージカルを西予市で行いました。

劇団員と一緒に西予市民も出演し、地元の人々はこの人形が“西予市の宝物である”ということを再認識しました。当時人形を受け取った方や人形を大切に保管している小学校の子どもたちに話を聞き、ミュージカルの様子を交えて制作しました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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