木が伝えるむくもり~桶の魅力
山形放送 ラジオ事業局 村山 喜子
その昔、入れ物といえば桶と言われるほど、当たり前に使われていた桶。しかし現在は他の容器の登場により、普段の生活で桶を使う場面はごく少数となりました。
山形県山形市に、数少ない桶職人の1人、三浦ひろしさんが、今日も桶作りをしています。父親(桶職人)を師匠に職人になってから、この道60年のベテランです。
彼の作る桶風呂は、県内の温泉旅館で多く使われています。蔵王温泉タカミヤもその1つ。まだ、雪の残る川沿いに、露天として使われていました。
しっかりとしたたたずまいで、自然になじむその姿は、宿泊するお客様にも好評とのこと。三浦さんの桶作りに対する取り組みを追いかけました。