かるたが育む生きる力
山梨放送 ラジオ局 安藤 尚之
山梨県甲斐市にある玉幡保育園では、教育の一環で、「かるた」を取り入れており、園児たちは、「かるた」に書かれた俳句やことわざに夢中です。
保育園ではこの時期、毎日恒例の「俳句かるた大会」を開催。「かるた」を通して、がんばることや集中力、聞く力を養っています。大会では、勝って大げさに自慢したり、負けてぐずる園児は1人もいませんでした。
礼儀正しく、ルールを守り、ずるをしないで、しっかりと競技を行っていました。大会後にインタビューした園児から出てきた言葉は、「ドキドキした」。
この言葉を聞いて、テレビゲームやマンガとは違う「人と人が向き合って」遊ぶことで、人との付き合い方や向き合い方に必要な感情が生まれていると感じました。
伝統の「かるた」は、「生きる力」を育む大切な遊びとして、今も生き続けています。