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2005年2月 7日 (月)

竹楽器の音色にのせて

山口放送 ラジオ編制部 高田 知太郎

山口県は約11,000haという、全国有数の竹林面積をもっています。しかし近年、竹の需要の低下や、竹の生産に関わる人々の高齢化にともなって、竹林の手入れが行き届かない状態になっています。

そこで、竹の良さを広く知ってもらい、竹の有効活用につなげるために、音楽を通じて竹に親しんでもらおうという動きがでてきました。

山口県が呼びかけ、竹林を再生させる活動をしているボランティア団体が母体となって、竹楽器の楽団「やまぐちバンブーオーケストラ」が去年、結成されたのです。

楽団が使う楽器は、東南アジアなどで多く見られる竹の打楽器をお手本にして作られたものや、しの笛など。地元の竹を使って、自分たちで作りました。
この竹楽器の楽団の音色には、美しい竹林の再生という願いが込められています。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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