勝鬨橋を開こう
文化放送 編成局報道制作部 高橋 民夫
東京都中央区の晴海通り、隅田川の河口に架かる勝鬨橋は昭和15年に完成し、中央部が二つに割れて跳ね上る「双葉跳開橋」として有名な橋でした。
それが交通など諸事情で開かれなくなり、昭和45年11月、点検のために開閉したのを最後に「開かずの橋」となってしまいました。
それから30年余りが経過し、最近、再び“勝鬨橋”を開こううという動きが見られます。昭和22年生まれで、子供のころ、幾度も開閉する様子を見たことがある、高橋民夫が再び開こうと活動する周辺の人々を取材しました。
それらの人々の目の奥にはゆっくりと開閉する勝鬨橋とその下を流れる隅田川が写し出されているようでした。