声の教科書・朗読人生半世紀
四国放送 ラジオ局編成制作部 大野 逸次
徳島市内に住む平岡実さん(70)は、仕事の傍ら、50年もの長きにわたって、小説や教科書などの朗読奉仕を続けています。
視覚障害者や、お年寄り、そして子供たちのために、朗読会を開き、多い年には年間100時間以上のテープを録音してきたという平岡さんのもとに、近頃、「朗読を学びたい」という人が集まり始めました。
平岡さんの朗読に賭ける思い、そしていまだ衰えぬその情熱を、名人芸とも言える朗読とともにお送りします。
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四国放送 ラジオ局編成制作部 大野 逸次
徳島市内に住む平岡実さん(70)は、仕事の傍ら、50年もの長きにわたって、小説や教科書などの朗読奉仕を続けています。
視覚障害者や、お年寄り、そして子供たちのために、朗読会を開き、多い年には年間100時間以上のテープを録音してきたという平岡さんのもとに、近頃、「朗読を学びたい」という人が集まり始めました。
平岡さんの朗読に賭ける思い、そしていまだ衰えぬその情熱を、名人芸とも言える朗読とともにお送りします。
福井放送 ラジオセンター 佐藤 正幸
城下町として栄えた古くからの町並みが今も残り、静かな和風情緒に満ちた町として知られる福井県大野市。
中心部から少し離れた所にある「御清水」(おしょうず)と呼ばれるわき水は、環境庁の名水百選に選ばれたこともあり、市民の憩いの場として親しまれてきた。
今年7月、この大野市で全国でも珍しい取り組みが始まった。市民の自宅を開放してもらい、一人暮らしや、家に引きこもりがちなおばあちゃんたちの交流の場を作ろうという「自宅開放交流事業」。
このきっかけをつくったのは泉洋子さんという1人の女性。泉さんはかって「御清水」と同じようなわき水の周りで、おばあちゃんたちが井戸端会議を楽しそうに開いていたことをよく覚えていた。
泉さんの想いと、泉さんのもとに集まる十数人のおばあちゃんたちの声を通して、井戸端会議を取り戻すことの大切さを伝えたい。
信越放送 ラジオ局制作部 西沢 修
四季の移り変わりに富む日本ではその時季、時季の音があり、これまでにも多くの風物誌が人々の耳を楽しませてきました。
今回、制作を担当することになった夏のこの時期も、涼しげな音や、暑さを伝える音など沢山あるのですが、そうした夏のモチーフを詠み込んで歌う「短歌教室」も、立派な「季節の音」なのではないか?
そう思ってマイクを携えてお邪魔してきた次第です。参加者たちが短歌の三十一文字に託して歌い上げた夏への思いは、それそのものが季節の宴として、地元の風物誌になりつつあるようです。