さんしんの音に魅せられた人たち
琉球放送 ラジオ制作部 安仁屋 聡
うたの島・沖縄には推定20万丁のさんしんがあり、昔から刀の代わりにさんしんを床の間に飾るくらい、庶民の生活に根付いています。県内各地にさんしん店が点在し、学校の授業にも取り入れ、まさに生活の中にさんしんが、島うたがあるといっても過言ではありません。
そして、去る3月4日、今、お聞き頂いている琉球古典音楽の名曲「かぎやで風」を一斉に弾に鳴らそうという「ゆかる日まさる日さんしんの日」というイベントが行われ、沖縄県内のみならず県外・海外でも多くのさんしん愛好家が参加しました。
「さんしんの日」はさんしんをたしなむ者にとっては、年に一度のお祭りのような日、この日に向けて「かぎやで風」の練習に取り組みます。今日の録音風物誌」はさんしんの音色に魅せられ「かぎやで風」の練習に励む三人を紹介します。