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2025年12月 1日 (月)

時間(とき)を刻む音 ~ 別府ラクテンチケーブル線

025年12月1日~2025年12月7日
大分放送(株)OBSメディア21 那賀ひとみ


【番組概要】
大分県別府市・立石山の中腹に、昭和4年・1929年に開園した九州最古の遊園地「 別府ケーブルラクテンチ 」。開園と同時に、メインゲートと遊園地を一直線に結ぶ 「ケーブルカー」の運行も始まりました。現在では、県内唯一の私鉄「 別府ケーブルラクテンチ線 」で、始発から20分間隔で運行しています。今は遠足や観光で来園したお客さんを運んでいますが、実は、周辺住民の交通手段となっていた時期もありました。
小・中学生の頃に利用していた地元の方、そして「ケーブルカー」現役運転運転手の声とともに、100周年を目指して、今も尚、響き渡る音色をお届けします。

【制作意図】
大分・別府の観光地のひとつ「別府ケーブルラクテンチ」。地元でも遠足などで1度はきっと乗車したことがあるはず「ケーブルカー」は、園内へ行くだけのものではなく、周辺住民の方にとっては交通手段だった時代もあります。今はもう無い『定期券』も存在していたとか。
昨年、創業95周年を迎えた九州最古の遊園地「別府ケーブルラクテンチ」が、住民にも観光客にも愛され続けるために運行し続ける『ケーブルカー』の起動音、変わらない車内のアナウンスをお聞きいただきたいと思い、制作しました。

【制作後記】
場する藤野峰雄さんが、中学卒業後に1度もケーブルカーへ乗っていないことを知り、久しぶりに乗車いただきました。たまたま乗車したケーブルカーの前に、突如現れた野生のニホンザル。私はこれまで「ケーブルカー」には何度か乗車したことはありますが、初めての経験でした。そしてクラクションの存在も初めて知りました。「昨日の晩御飯は思い出せないのに、学生の頃に覚えた車内アナウンスのセリフはスラスラと言えるんよ。」と、藤野さん。
100周年を迎えようとしている遊園地やケーブルカーは、観光客も、地域住民も、多くの人々を運び続けているんだなと感じました。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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