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2024年9月19日 (木)

93歳プレゼンツ月1回のゆんんたくサロン

2024年9月16日~9月22日
琉球放送 メディア本部ラジオ局ラジオ制作 森根尚美

【番組概要】
沖縄本島中部の東側に、沖縄本島と道路や橋でつながる4つの離島があります。離島の1つ、宮城島は周囲12キロ、およそ600人が暮らす風光明媚な島で独自の文化・芸能が豊か。宮城島で元気に暮らす93歳の上門シズさんを中心に、島で暮らすおばちゃんの楽しみを紹介します。毎月、上門さんの自宅では 「ゆんたくサロン」(平成7年スタート)が開催されます。「ゆんたく」とは沖縄の方言で「おしゃべり」のこと。この会が地域の世代間の交流の場ともなっています。普段は「ゆんたく(おしゃべり)」だけですが、今年の夏は民謡歌手の仲宗根創さんを招き、手拍子、足拍子、歌で一緒に盛り上がり、さらに上門さんも所属する宮城島の祭祀舞踊ウシデークの保存会メンバーが太鼓演舞を披露し仲宗根さんを歓迎しました。猛暑の沖縄で、元気に活動的に暮らす島のおばあちゃんの様子をお伝えします。

【制作意図】
島しょ地域で暮らす93歳の上門シズさんを中心に地域の定例の集まりを通して高齢者の普段の生活から見えてくる元気の秘訣などを紹介します。上門さんが中心の「ゆんたくサロン」はおしゃべりが中心。また「ゆんたくサロン」参加者の多くは島の祭祀舞踊「ウシデーク」の担い手で、その起源は定かではなく、伝統舞踊として、太鼓と謡で踊られます。上門さんは18歳から踊りに加わり、現在は歌で参加します。取材した回には沖縄で活動する30代の民謡歌手・仲宗根創さんがゲストで招かれ、暮らしの中で息づく歌と歴史ある歌が、世代を越えて共有されました。うたの島「沖縄」ならではの文化の奥行きの広さも表現します。

【制作後記】
普段は「ゆんたく=おしゃべり」だけで過ごす「ゆんたくサロン」この日は、おばあちゃん達のアイドルと化する民謡歌手の仲宗根創さんが来るとあってかなり楽しみにこの日を待っていました(病院の予約もずらすなど)歌が始まると手拍子から足拍子 足で床を踏み鳴らし後は、踊りだす方も。中でもお元気なのでが93歳の上門シズさん お話もしっかりされていて、毎回、会の始まりにはシズさんの号令、挨拶があるそうで、この日もなかなか長い、ご挨拶がありました。(とにかく声も大きく饒舌)島の食材を使った手料理、差し入れも豊富でお店から取り寄せたかのようでした。創さんの歌と皆さんのおしゃべりは3時間近くになるほど 「また、明日きても良いからね~」と皆さんの笑顔。戦中、戦後を生き抜いた女性達ですがそれを忘れさせるほど。おばあちゃん達の語りも含め芸能は島の風物誌だと実感した取材でした。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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