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2020年5月 8日 (金)

知立の和太鼓~300年の響き

2020年5月11日~2020年5月17日放送 
東海ラジオ放送 第二制作部 梅沢尚志

【番組概要】
愛知県知立市にある「杉浦太鼓店」は300年を超える歴史を誇る和太鼓店。原木からくり抜き、太鼓の胴を作る昔ながらの太鼓店は県内に3店しか存在しない。12代目という店主がおこなう太鼓の製作・修理の様子と共に和太鼓を取り巻く状況について紹介する。、またこの杉浦太鼓店ともう一店だけが作り、周辺地域の祭礼で使用されている「チャラボコ太鼓」を取り上げ同店の太鼓が地域に根付く様子を伝える。

【制作意図】
当初は和太鼓の制作、修理の工程、そして太鼓の響きにより焦点を当てた番組を構想していたが、新型コロナウイルスの影響で太鼓の注文が激減したという話を聞き、伝統工芸の継続という視点で番組の流れを組み替えた。「伝統工芸」が考えられているより不安定な基盤の上に成立していること、それでも伝統を繋いでいくことを真剣に考えている人の気持ちが伝えられればと思う。 

【制作後記】
番組中、地元校の和太鼓部活動にふれているところがあり、その様子を取材、録音したかったがコロナ禍による学校休校などの事情で出来なかった。他にも欲しい音源を断念したりと直接あっておこなう取材が難しい時代になったと改めて感じさせられた現場だった。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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