雪国に響け おらのスコップ
2020年1月20日~2020年1月26日放送
青森放送 制作局ラジオ制作部 斉藤暢
【番組概要】
青森県五所川原市で生まれた宴会芸、スコップ三味線。スコップを三味線のように抱え、栓抜きをバチ代わりに叩きます。曲はCD等で再生しますが、まるでスコップから聞こえているかのよう…。
宴会芸とはいえ、究めようとすると奥が深いものです。そんなスコップ三味線の達人である、青森市在住のサフロ吉崎さんに、スコップ三味線の魅力を教えていただきました。
【制作意図】
スコップと言えば今の季節の青森には必需品ですが、それを楽器にしてしまう人たちがいます。津軽三味線のある青森県で、わざわざスコップ三味線に手を出すなら熱い想いがあるはず。軽く見られがちな宴会芸ですが、それが人の心を救うこともあるのです。
【制作後記】
取材にお邪魔するまで知らなかったのですが、吉崎さんは意外な経歴をお持ちの方で驚きました。厳しい状況はいくらでもあったかと思いますが、スコップ三味線があれば笑顔にあふれていたそうです。
細かい音の違いまで教えてくれた吉崎さんですが、スコップ三味線は楽しむことが第一だとしきりに言っていたのが印象的でした。これを機に、少しでも触れる人が増えることを願っております。
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